■埋葬者
この種の古墳に置いて、古墳の埋葬者を推定することはきわめて難しいが周囲の歴史的遺留品や歴史的環境により思いを巡らすのも面白い。
- 刀剣や甲冑が副葬品として埋葬されていることからして大和政権中枢の武人。
- 古墳の大きさからして、大和の前方後円墳では中級クラス。……全国統一の支配者の墓ではなくセカンドクラスである。
- 初期ヤマト政権の列島制覇にかかわり、鏡を配った大臣級の人
- 卑弥呼の次に女王になった台与の次に男王が立ったと記されている。その王が崇神天皇に比定される。その周辺にいた人物。
邪馬台国・卑弥呼とのかかわりで推定すると
- 邪馬台国の女王・卑弥呼らの側近で難升米（なしめ）の可能性あり。
- 卑弥呼の墓と見られる箸墓古墳の築造に人を集める際、作業員を派遣した地方豪族に、ヤマト政権の力を知らしめる記念品として、全国に配った鏡の担当者
- 魏から鏡の工人が卑弥呼の使者と共に邪馬台国に来た。そして、鏡を作った。その鏡を管理する立場の人
ＧＯＴＯ いざなう近畿街道へｉｎｄｅｘ 「歴史散歩道」ｉｎｄｅｘ